事 故-2                HOME  災害 防犯 環境 立地 建物
建物



































 
エアコンが危ない

07年5月から、重大製品事故を把握してから10日以内に国へ報告することがメーカー、輸入業者に義務づけられました。制度が始まってから、08年3月31日までに経済省に寄せられた報告の中で、エアコンの事故とされたのは71件ありました。

エアコンが原因とされた
火災では、合わせて4人が死亡しています。下には事故の例を示します。

07/7/21 山口県 松下電器産業
(CS-BA28A)
室内機から出火
07/7/27 神奈川県 三菱電気
(MSZ-G22F)
室外機右側付近が焼けた
07/7/29 兵庫県 東芝キャリア
(RAS-406LDR)
運転して約5分後に室内機から煙が出た
07/7/31 愛知県 シャープ
(AU-D19H)
室外機付近から出火、壁や屋根の一部が焼けた
07/8/9 埼玉県 富士通ゼネラル
(AO22NPE)
室外機付近から出火
08/1/22 兵庫県 ダイキン工業
(FHYCJ140F)
室内機の吹出口から出火

事故原因の一つに、設置作業でのミスが考えられます。そして、製品の欠陥もあります。経済省も詳細な原因がわかっていないのが現状です。誤使用や偶然の事故も含まれる可能性もあるようです。


ダイキン工業は09年2月、同社製ルームエアコンの
室外機に発煙・発火の恐れがあると発表しました。対象となるのは、94年1月から96年8月までに製造した29機種で計29万8490台。

同社によると、00年9月から09年9月の間に11件の事故が発生しています。
などが侵入、ショートを起こした例もあります。

ところが、04年から約64万台を対象に実施しているエアコンのリコールで、経済産業省は10年2月、同社の委託先となっている兵庫県内の修理業者が、実際には修理をしていない室外機24台について「修理済み」と
虚偽報告していたと発表しました。
リコール対象は1995年1月〜98年3月に製造された「AR2205X」など12機種。

IH式電気炊飯器が危ない

IH式電気炊飯器が出す電磁波が、埋め込み型心臓ペースメーカーを誤作動させた事例が厚生労働省に報告され、同省は注意を呼びかけた例がありました。

01年春、60歳代の女性が装着している植え込み型心臓ペースメーカーの定期検査で、ペースメーカーの設定がリセットされていました。調査によると、女性がIH式電気炊飯器に
近づいた時に起きた誤作動と判明したのです。ただ、女性に健康被害は生じませんでした。

ペースメーカーの添付文書には、IH式電気炊飯器から離れるか、使用を中止してから装着するよう記載されていますが、厚生労働省は、IH式電気炊飯器にペースメーカーが近づくような姿勢を取らないよう、注意を呼びかけました。

トイレの便器が危ない

TOTOの温水洗浄便器「ウォシュレット」の一部に発火の恐れがあることがわかったのは、07年4月でした。
TOTOは07年3月までに3件の発火と26件の発煙事故があり、火災やけが人は無いとを発表。

しかしその後経済産業省が所管する製品評価技術基盤機構は、他社製を含む温水洗浄便器や暖房便器で96年以降、少なくとも23件の
発煙、発火事故が起き、うち7件では火災につながり、計5人が軽傷を負っていたと発表しました。
05年8月木造2階建て住宅が全焼し、家族2人がやけど、03年12月には木造平屋建て住宅を全焼、隣の木造2階建て住宅を半焼し、1人がやけど、99年12月には住宅が焼け、夫婦がやけど、他ぼやが4件起きています。
その後、業界団体の「温水洗浄便座協議会」は、焼損・発煙事故は過去23年間で105件で、けが人はなかったとしました。そのうち製品に原因としたのは64件で、
TOTOが51件、INAXが10件、松下電工が3件

また、INAXは08年12月、同社が販売した温水洗浄便座一体型便器の温水洗浄便座部分に発煙の恐れがあるとして、無償で点検・修理を実施すると発表しました。対象は、2004年3月3日〜05年6月2日に製造した温水洗浄便座「DV-200型」の8万1724台です。

さらに09年1月、TOTOは5件の発煙事故を経済産業省所管の独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)に
報告してなく、経産省も把握していなかった。 実際にはまだあるように思います。

エコキュートが危ない

市場の拡大が予想されるエコキュートには、様々な業種が参入しています。あるメーカーでは、施工講習会を受けた施工店が手がける工事は3割程度で、残り7割はどのような会社がどのように施工したか把握していないといいます。

そのため、水道工事の経験のない電気工事店が
水漏れトラブルを起こすなどのトラブルも聞くようになりました。普及に伴い、施工に必要な資格を持たない作業者が工事を手がけるケースもあるようです。

電気と水を扱うエコキュートの施工には、電気工事士と給水装置工事主任技術者の資格が必要。またガス給湯機を交換するオール電化リフォームでは、内管工事士などの
資格も必要です。

エコキュートは、製品としての歴史が浅いため、施工済みのエコキュートに
施工ミスや製品トラブルが潜在化している可能性があるのです。

2013年1月、兵庫県の住宅で熱を生み出す圧縮機という
部品が破裂する事故が起きました。また、それまでにも14件の事故が起きていました。このうち、5件は圧縮機の破裂で近くにあったものが壊れたが、けがをした人はおらず、火事も起きなかった模様です。

原因は金属でできた圧縮機の腐食。機器の底板に塩分を含んだ水がたまると、圧縮機を覆う防音材が吸い上げ、腐食が進んだようです。「エコキュート」は、大気中の熱を集めてお湯を沸かす省エネ型の給湯器に各メーカーが共通でつけている愛称です。

そのため、パナソニックは2003年11月〜13年1月に製造した家庭用給湯器「エコキュート」
計103万台をリコール(無償修理・部品交換)します。同社はエコキュートのトップメーカーで、国内の約4分の1が対象となります。

食洗機の水漏れ事故

新築時にシステムキッチンのオプション品として食洗機を取り付けると、後付けより2割ほど高額になるようです。なので、竣工時には食洗機を付けず、引渡し後に食洗機を後付ける人が多いようです。

問題はこの時です。すでに完成したキッチンにビルトイン
食洗機を後付けする際には、ミスを誘う色々な要因があるのです。 新築時に取り付けるのは責任施工ですからほぼ安全ですが後付けの場合は、専門職の人なのかどうか疑問です。

ですから、食洗機に起因する
水漏れ事故は、マンション、戸建てを問わず起きているのです。これは単純な接続ミスの場合が多いようです。あるマンションでは、引渡し後わずか2カ月でキッチン内がカビだらけになった例もあるそうです。

空気清浄機事故

10年4月ダイキン工業は、06年8月から10年1月まで製造した家庭用空気清浄機58機種に、フィルターの発火や部品の発熱の恐れがあるとして、国内外で販売した計87万台を無償点検・修理(リコール)すると発表しました。

事故は08年8月から10年2月にかけ発生。09年9月に佐賀県有田町の老人ホームで起きた発火事故では、煙を吸った入居者1人が検査入院。床が焼けるなどしました。

原因は、におい成分と湿気が混じった物質がフィルターに吸着すると電気を通しやすくなることで、このフィルターがホコリを集めるための放電線と接触すると、一定の条件下で隣り合うフィルターが発火するといいます。( 朝日)


ソーラーリフォーム雨漏れ事故

年間10万円の収入が見込めるとされる太陽光発電電気買取制度が始まり、今後も需要は高まりそうです。リフォームのついでに太陽光発電を導入する例も多いようです。09年度の導入件数は前年度比2.5倍の13万件を超えるとみられています。

しかし、パネルの取り付け業者の育成が間に合わないずさんな工事も横行しています。国民生活センターによると09年度の相談は前年度比1.5倍に。

太陽光発電のパネルを取り付ける際、専門業者だけでなく、知識や経験の乏しい工務店や電器店、台所やトイレの設置業者、空調業者といった異業種からの参入が急増。

パネルは屋根に固定させることが多いが、
知識や経験の乏しい業者がいい加減にクギを打ち込んで、防水シートを破る例もあるといいます。それが原因で雨漏りするトラブルが相次いでいます。

経産省は施工法や使用する部品、屋根に載せられる太陽電池の重量など様々な安全基準のガイドラインを10年度内に策定し、そのうえで
「 太陽電池施工士」が与えられる仕組みを整え、技術不足や手抜き工事を施す業者の締め出しを狙うとしています。

そして架台の盲点がおります。メッキ鋼板やアルミなど
金属性の架台は、環境に応じて何らかの腐食の影響を受けます。腐食が進むと材に穴が空く、接合部分の強度が低下するなどの状況を引き起こし、強風にあおられてパネルが飛んでしまうといった被害にも結びつきかねません。

ソーラー発電の火災事故

消費者安全調査委員会(消費者事故調)は、住宅用の太陽光発電システムで火災などの事故が相次いでいるとして調査に乗り出す。10月31日の委員会の後の会見でした。

2016年10月、消費者庁は2008年以降に火災や発火、発煙といった事故が全国で
102件、確認されていると発表。

2011年に千葉県で発生した屋根一体型太陽電池モジュールの発火事故では、当該家屋が半焼し、
隣家にも延焼する被害がありました。

102件の事故のうち、原因が推定できているものが58件ありました。その内容は、施工不良が31件、製品不具合が20件、残りは外的要因です。

施工不良とは、設置工事の際にケーブルの接続が悪い事例。製品の不具合は、リコール対象製品の交換が済んでいないケースで起きたもの。

外的要因としては、落雷などの自然現象が原因の場合もあります。事故の発生個所では、電気を直流から交流に変換するパワーコンディショナーからという事例が複数ありました。

住宅用太陽光発電システムの設置件数は2015年末時点で、累計約
193万件に上ります。2011年以降、設置台数が急速に伸びたこともあり、消費者庁では今後、火災や発煙などの事故が増える可能性があると指摘しています。

誤使用や不注意事故

家庭用製品の誤使用や不注意による死亡事故が06〜08年度に195件起き、228人が死亡したことが、製品評価技術基盤機構(NITE)の調べでわかりました。石油ストーブやガスコンロといった身近な製品で多く、件数や死者数は、製品の欠陥によって起きた死亡事故の7倍を超えます。

製品 件数 死者数
電気ストーブ 40 44
石油ストーブ 34 44
ガスコンロ 29 34
電動工具 6 6
電動車イス 6 6
電気コンロ 5 6
はしご 4 4
石油ファンヒーター 4 4
除雪機 4 4

ストーブで多いのは、洗濯物や布団などの可燃物が触れたり、灯油が漏れたりガソリンを誤給油したりした事故。石油ストーブは「くるりんキャップ」という名称の灯油タンクでも、ふたの閉め方が悪かったために灯油漏れ火災が4件起き、2人が死傷。 ガスコンロは天ぷら火災が多く、過熱を防ぐ自動消火機能付きでも、鍋底に焦げ付きがあると、センサーが正常に働かないことがあります。

ブラインドが危ない

2012年11月、生後6か月の男児が自宅でブラインドのひもが首にかかった状態で見つかり、死亡しました。原因としては、そばのベッドで寝ていてベッドから落ちた際に、ひもが首にかかり死亡したとみています。

海外では今までに報告されていましたが、日本では、ブラインドのひもによる死亡事故が明らかになったのは初めてです。

実は、2012年7月にも、1歳の男児が自宅の居間で、カーテンの留めひもに首がかかり、窒息する事故が起き、約1か月入院しています。

また、ロールカーテンのひもで首が絞まり病院へ搬送した事故などが起きているのです。

問題は、
ブラインドなどのそばにベッドを置かないことですが、狭い日本の住宅では、中々難しいのも理解できます。

賃貸住宅の危険

消費者庁発足以降の2009年から2016年に、「生命身体に危害を及ぼす不具合」に関する情報が653件寄せられ、このうちけが人の発生などの「事故情報」が323件ありました。

2011年には、札幌市内の社宅で、換気扇が故障した状態でガス給湯器を使用したことにより、住人が一酸化炭素中毒で
死亡する事故がありました。

また、「浴槽の底が抜けて足にけがをした」「給湯器が故障しシャワーでやけどを負った」など、全治1カ月以上の被害となった事故も25件ありました。

不具合の発生場所で見ると、付帯設備で426件(65%)、建物では227件(35%)あり、修繕しないで使い続けると事故につながりかねない
「危険情報」も330件にのぼります。

また築30件年以上の住宅での事故情報は18件あり、外壁や天井の落下、外階段や手すりの腐食など、老朽化や適切な管理が行われていないことが原因と考えられる事故もありました。

民法では、貸し主が賃貸物の使用・収益に必要な
修繕の義務を負うと定められています。

給湯器などの付帯設備の修繕は貸し主が行う必要があり、借り主から不具合の連絡があれば速やかな対応が求められているのです。

しかし、全体の約2割に当たる147件は「修繕を求めたが貸し主がなかなか対応してくれない」という内容でした。

消費者庁は、賃貸住宅の建物や設備の老朽化などが原因でけがをしたといった情報が数多く寄せられているとして、2016年3月に関係業界団体に対して必要な修繕を行うことなどを要請。

消費者に対しても、入居前に不明な点や気になる点は十分な説明を受けるよう注意喚起するとともに、不具合があれば速やかに
貸し主や管理者に連絡し、対応してもらえないような場合には賃貸住宅に関する相談窓口などに連絡するよう呼び掛けています。



続きは 事故

TOP
 
 HOME  災害 防犯 環境 立地 建物