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FM電波による予知

彗星や小惑星などの新天体を数多く発見しているアマチュア天文家の串田 嘉男氏は、FM放送観測による地震予知研究でも知られています。
FM電波による観測は、地上の電気の変化によって起こる変化を電波の反射により観測する方法です。

流れ星のFM電波観測をしていたとき、異常な信号に遭遇し、その後大きな地震が起きたため、地震予知に使えるのではないかと考えたのがきっかけでした。


それらを基に02年から研究を重ねたのが
北海道大学 地震火山研究観測センターの森谷武男博士でした。博士の研究によると、普段は遠くて受信できないはずの電波(FM放送など)が受信できると、地震が来るといいます。そして04年10月、日本地震学会で報告されました。

地震発生前には、前兆として地中で地盤に何らかの圧力が掛かり始め、
地上で静電気が発生します(NASAの研究でも実証済み)。
その静電気が電波に影響を与え、遠くまで届くようになると考えられるとか。

予知方法としては、異常電波を送った発信施設の、本来電波が届く範囲内で、複数の発信施設の範囲が重なるエリアとします。時期は、異常電波が途切れてから10日前後。その大きさは、過去のデータをもとに、異常電波が続いた期間から予測します。

北海道・日高山脈で起きた約50回の地震予知に成功、また08年9月11日、
十勝沖マグニチュード7の地震予知を見事に成功させています。

08年10月、TV番組「ジキルとハイド」(爆笑問題の司会)で紹介された為、一気に全国に知れ渡る事となりました。ただ現在地震研究は封鎖されているようです。

2014年10月、日本のアマチュア天文家である
串田 嘉男氏によると、2015年2月、近畿地方を中心とした地域にマグニチュード7以上の大地震が起きると予想。

この地域については自身で、以前から何回も予想を外しています。しかしながら、気象庁が調べた2001年から2003年のM6以上の地震では、
52件中3件の的中しています。

2008年7月24日にM6.8を記録した岩手県沿岸北部地震もそのうちの一つ。日本ではいまだに予想的中者はいませんが、その中でこの確率は、高いと思います。

地震予測システムによる予知

08年5月8日、茨城県沖でM7.0の地震発生。
実は防災科学技術研究所の地震発生予測システムの確率が、5/7の午後3時0.21%から直前の5/8の午前1時36分12.56%と急上昇していたのです。5/8午前1時45分発生、
予想的中です。

00年までの25年間の地震を分析、そして半径20kmの円内で過去
1日以内に起きた前震が、本震に深く関係する事を突き止めました。

東北大では、以前06年9月〜08年1月に、宮崎県釜石沖でM4.7〜4.9の地震が68%の確率で発生すると予測。08年1月11日、この海域でM4.7の地震が発生。予想できたのは、この規模の地震が
5年半程の間隔で繰り返し起きていたからと。

次の発生予想は、12年12月〜14年4月で68%の確率、予想期間を広げ、11年11月〜15年5月だと
確率は99%になるらしい。これは、11年3月の東日本大地震だったのでしょうか。

そのため文部科学省は09年度から地震予想の検証に乗り出します。アメリカのカリフォルニアでは同様の試みがすでに始まり、十数種類の予測が公表されています。日本は果たして公表してくれるでしょうか。

地中のラドンによる予知

09年4月、イタリア中部で地震が起きましたが、約1週間前に地元研究の物理学者ジャンパウロ・ジュリアーニ氏が発生を「予知」していたといいます。

インターネットのサイトで警告していたが、政府当局は「パニックを起こす」として警告を削除させていたのです。
彼は数年前から、地中から排出される
ラドンの量を測定すれば、地震の発生をある程度まで予知できると主張していました。

地震予知の当たった事例もあります。

アルスター大学の地震学教授ジョン・マックロスキー教授は2004年12月26日のインド洋での大津波を起こしたスマトラ島沖大地震後、地震によって同じ断層の弱い部分に更なる
ストレスがかかっていると述べ、05年3月17日にこの断層部分でマグニチュード8.5規模の地震が発生する危険が迫っていると発表しました。

その
11日後、マグニチュード8.7の地震が同地域を襲ったのです。

電離層の変化

11年3月の東日本大震災で注目されたのは、高度80キロより上空に広がる電離層の変化でした。

電離層は、大気中の原子が太陽などのエネルギーを受け、電子とイオンに分かれる領域で、ラジオなどの電波を反射すします。北海道大学の日置幸介教授はGPS衛星から届く電波を利用して、電離層の電子密度の変化を調査。

その結果、震源域上空では地震の40分前から、
密度が周囲より最大1割ほど高くなっていたのです。M8・8のチリ地震(2010年)やM9・1のスマトラ島沖地震(04年)の時も同様の現象が起きていたことが分かっていましたが、M8・0の北海道十勝沖地震 (03年)では、わずかに多い程度でした。 

教授によると、「メカニズムは不明だが、巨大地震の直前予知には有望な手法だ」としています。

また、電気通信大学の早川正士名誉教授は、 「
電離層の異常は、地震の約5日前に起こっていた」と分析しています。電離層に乱れが生じていたことが、 上空の電波の伝わり方から分かったそうです。地震直前の地殻内のひび割れなどが振動となって大気を伝わるためと考えられ、内陸部のM6以上の地震(震源の深さ40 キロ以下)でも、発生の約1週間前に起こるのではないかと考えています。

動物・自然界の声による予知

04年中国南西部の広西チワン族自治区南寧市で、市内から約120km離れた場所でマM4.6の地震が発生。その5日前に十数匹のが暴れ出して壁に激突して死亡する異常現象が確認されました。

さらに、この後に起きたM3の地震でも、発生の3日前に数十匹の蛇が次々と土中から
地表面に出て来る現象が確認されたのです。

南寧市地震局は、地震前に示す動物の異常行動に注目し、約10年前から市内143カ所の観測点で、蛇のほかニワトリ、アヒル、ブタ、牛、魚などを利用して観測を続けてきました。 05年から市内4カ所の蛇の養殖場にパソコンやネット関連機器を貸与。計約1200匹のコブラなど3〜4種類の
毒蛇を小型ビデオカメラで監視し、動画をリアルタイムで同局に送信するネットワークを構築しました。

1995年1月17日に起きた阪神大震災直前、井戸の異変にきずいた人がいます。京都市左京区に住む方は、その一週間ほど前から、今も使用している
井戸の水が急に減りだし「おかしいなあ」と首をひねっていたそうです。多くの人は知らないけど、長年住み続けているお年寄りの方々は、何らかの自然界の兆候にきずいていたのではと、言います。

1896年 明治三陸地震 三陸海岸一帯で記録的なマグロの大豊魚
1933年 昭和三陸地震 イワシの大群が海岸に殺到
岩手県では、大量のアワビが海岸に打ち寄せられる
1995年 阪神大震災 イヌの26%、猫の40%の飼い主が{異常に鳴く」「おびえる」などの公道に気づく
2004年 スマトラ島沖地震 観光用のゾウが雄たけびを上げて海岸から逃走
2011年 東日本大震災 震災当日の午前1時50分頃カラス約50羽が「ギャー、ギャギャギャ」と飛び回っていた
震災1週間前茨城県鹿嶋市の海岸で、打ち上げられた小型クジラ54頭が発見された

鳥などの不可解な動きと地震との関連は、災いを避ける「知恵」として日本各地に伝えられてきました。鳥の異常行動を巡る言い伝えは特に多く、岩手や茨城、千葉、山梨、愛知県などでは、「キジが騒ぐ(鳴く)と地震が起きる」と言われていました。宮崎県串間市には「カラスが騒ぐと地震が来る」という口伝も残されていました。総務省消防庁も事例を収集しています。

潮汐力が地震を引き起こす

10年1月、防災科学技術研究所は、大地震の前に、月や太陽の引力(潮汐力)が多くの地震を引き起こ可能性が高いことを突き止め、米国の専門誌に発表しました。

04年のスマトラ島沖地震の震源域周辺で、08年までの33年間に起きたマグニチュード5以上の約600の地震を調査。
スマトラ島沖地震の直前8年間は、潮汐力が最大となる時間帯に
地震が集中していたので大地震前の時期だけ、潮汐力が地震の引き金になりうるといいます。

やや規模の小さい地震が、潮汐力の強いときに頻発するようになれば、大地震を引き起こす地殻のひずみが、その地域でたまっている可能性があることを示す結果だとして、今後、
東海地震などの震源域でも、その関連性につて調査を進めたいとしています。


アスペリティ

たくさんの地震の中から地震波形を指紋のように使うことで,同じ断層で発生した地震波形の良く似た地震,相似地震を探し出すことができます。例として、岩手県釜石市沖合いではマグニチュード5弱の地震が,1957年から2001年までの約50年間,約5年ごとに繰り返し起きていたことがわかりました。

「マグニチュード5弱の地震が
99%の確率で2001年中に発生する」と予測されていた通りに,2001年11月13日,この場所で地震が発生しました。この地震は被害がでるような大きなものではありませんが,地震予測にとっては重要な地震となったのです。

プレート境界をくわしく調べてみると,普段は引っかかっていて,すべったときに地震を起こすアスペリティ
(地震性すべり域)と,いつでもズルズルとすべっている安定すべり域の2種類の場所があることが分かってきました。アスペリティとは断層面上の固着域(くっついている場所)を指します。

プレート境界には,大小さまざまな大きさのアスペリティがあり,そこではいつもよく似た地震が繰り返し発生しています。(東北大学大学院理学研究科)

巨大地震のアスペリティの周りには弱くプレート同士がくっついた領域があり
、ゆっくり地震はそこで起こっているとみられています。巨大地震のアスペリティのひずみが限界に近づくと、ゆっくり地震の周期が短くなるというシュミレーション結果が示されています。そうなると、巨大地震直前の兆候がつかめる可能性もあるようです。(朝日)

 M7級の地震が南関東で4年以内に発生

2012年1月、東京大地震研究所平田教授らは、首都直下型などマグニチュード(M)7級の地震が南関東で4年以内に発生する確率は70%に高まった可能性があるとの試算を、まとめました。

理由としては東日本大震災の影響で南関東の地震活動が活発化。そして首都圏で発生したM6〜3の地震は東日本大震災の前と比べて
約5倍(1日当たり1・48回)に増加したとの気象庁の見解をもとにしています。

研究チームは、マグニチュードが1上がると地震の発生頻度が10分の1になる地震学の経験則を用い、M7級地震の発生確率を試算。この経験則では、例えばM5級が10回起こればM6級は1回起きるとしているのです。

平田氏は、「これまで十分に発生確率が高かった首都直下型地震だが、3・11の地震による影響で
切迫性が高まった。」と警告しています。

 予知に問題ある?

09年4月、308人が死亡したイタリア中部地震において、地震専門家の委員会は、群発地震が続いていた中部の状況を検討。
その結果大地震発生に結び付くものではないと報告したところ、その6日 後、マグニチュード6.3の地震がラクイラなどを襲いました。

そこで、ラクイラの検察当局は地震の危険度を判定する国の委員会が 地震前、大地震の兆候がないと判断したことが
被害拡大につながったとして、、10年6月、過失致死の疑いで地震専門家ら委員会メンバー7人の捜査を始めたのです。

2012年10月ラクイラの地裁で、検察側は7人に
禁錮4年を求刑しました。地震予知の失敗で刑事責任が問われるのは世界的にも異例。
検察側は「委員会の判断が人々の死に結び付いたのは明らかだ」と求刑理由を述べました。

現状では難しい
地震予知の失敗で刑事責任を問われるのはどうだろう。今後の地震予知にマイナス効果が出そうです。



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