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地名が語る

現在の日本の姿と言えば野山を切り開いての開発三昧の状況です。それは都市の中も含めてです。
問題は、そこにあります。良い土地(地盤)はもう残ってはいませんから、開発地は山、沼、田んぼ、谷間ではないでしょうか。

日本の地名には昔の姿が隠されています。新田・大沼などは
湿地や水田に由来します。窪などは窪地が考えられます。又鶴川などは川沿いであった事も考えられますね。
今では、盛り土により昔の形状は見れませんが。

その地名と現状の地形を考え合わせると地盤の悪い可能性が出てきます。

2016年4月の熊本地震で明らかになったのは、阿蘇山の
火山灰質土でした。通称“黒ボク”が堆積しています。現地で採取した自然地盤の土のN値は1程度しかなく、「手で簡単につかみ取れるくらい」緩かったといいます。

各市町村等の役所では
地盤を確認出きる所もあります(土木課でしょう)。地図で、地名や周りの地域環境を眺め、或は昔の姿をご存知の人に話を聞くのもいいと思います。

盛り土が危ない





左の図は山間を
分譲宅地として開発する場合の断面図です。

土を掘ったり運搬するのは非常に手間もかかりますが、費用もかかるのです。
そこでこのように切土で出た残土は盛り土として使用します。これで経費の削減になるからです。

しかしこの
盛り土が問題なのです。地盤沈下の原因となります。



外国の例ですが、09年6月
中国・上海で建設中の13階建てマンション倒壊事故がありました。

上海市政府などが組織した専門家による調査チームの報告では、倒壊の直接的な原因は、マンションの
南側で掘削、北側で盛り土を同時に行った事で地盤のバランスが崩れ、基礎杭が耐えきれなくなったとしています。ただ、事故調査報告に対する不信感も上がっているといいます。

東日本大震災の際、仙台市では被災した造成宅地は、5728カ所に及びました。

仙台市内では造成宅地被害や木造建物の半壊以上の被害が「盛り土」「切り土」「切り盛り境界」のどこで発生したかを調べた結果、どちらの場合も
「盛り土」での発生割合が最も高いことが分かったのです。

甚大な被害のあった地区の盛り土地盤は、締め固めが
非常に緩い、地下水位が高い、地表が6〜10度などの急こう配といった特徴が見られました。

2013年5月仙台市は、市内の丘陵地にある宅地造成地の切り土と盛り土の分布状況や、造成の履歴などをまとめた
「仙台市宅地造成履歴等情報マップ」を公開。東日本大震災では市内で5400件を超える地すべりなどの宅地被害が生じ、市民から造成の履歴を知りたいとの問い合わせが相次いだことから、市が保有する資料を整理して作成。

地滑り被害

11年3月の東日本大震災で、仙台市内の丘陵部を造成した宅地が深刻な地滑り被害に見舞われました。市内31か所の約2100戸が被災し、地盤が不安定なまま住み続けることは難しく、市は集団移転も検討。

被害は1950〜60年代に造られた団地が大半を占め、仙台駅の半径5〜6キロ圏内に広がっています。当時は、宅地造成に関する規制が緩く、工法も古かったため、
斜面の表土を剥いで盛り土し、住宅を建てた例が多いのです。斜面はモルタルで補強するなどしたが、劣化が進み、震災時の大きな揺れや余震で盛り土が滑ったとみられます。

仙台市青葉区の折立団地では、東側の一部の土砂が滑り、
地盤沈下や隆起が多発。複数の住宅が大きく傾き、基礎や壁が壊れました。近くに住む人によれば、「沢を埋め立てた部分が住宅地の一部にあり、そこが地震で動き、地盤崩落を招いたのではないか」と推測。

同市太白区緑ヶ丘4丁目にある「緑ヶ丘第4町内会」では、全190戸のうち189戸で地滑り被害が確認され、69戸が全壊。民家の壁や塀が傾き、道路は1メートル近く沈下。市は、104世帯に避難勧告を発令。

同市青葉区の折立地区では全142世帯のうち東部の55世帯で、玄関前に深さ2メートルの穴が出来たり、建物の床板がずれたりしました。11年5月頃には住民の多くが避難し、人通りはほとんどなく、一帯は「ゴーストタウン」化しているのです。

阪神・淡路大震災以降、危険視されてきた斜面造成地の地すべりが、東日本大震災で繰り返されたのです。


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