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狙われやすい住宅

侵入犯に狙われやすい住宅の部分をいくつか具体的に揚げていきます



 隣地とのブロック塀  格好の足場にされます
 隣地の樹木  絶好の隠れみのになります
 トイの位置  奥まっていると道路から見えにくい
 隣地とのすきま空間  隠れやすい
   バルコニーへの足場になりやすい
 植込み  侵入者が隠れやすい
 バルコニー  腰壁が侵入者を隠す
 ガラス窓  割られて鍵を開けられる
 ポスト  中をのぞかれる
 家のまわり  雑然とした家はスキがあると認識される


実際に再侵入を行った窃盗犯の話があります。

1 再侵入は最低でも半年以上たってからにしないと、捕まるリスクが高いので、2回目は翌年の夏にした。行ってみると、1階の勝手口は施錠され、小窓に新品の面格子が取りつけられていた。これは、盗みがばれた結果だ。だが、侵入ルートはほかにもある。ブロックべいと裏庭の竹を足場にしながら、2階のベランダに侵入した。
2 3回目は1年半後の冬。竹がきれいに刈り取られ、ベランダにはネットが張られていた。警察が対策をアドバイスしたのだろう。それでも、新たな侵入ルートがすぐに見つかった。縦どいからひさしを伝って近づける階段の踊り場の窓だ。ここではもう仕事はできないと悟った。次はもっとハイレベルな対策になると予想できたからだ。


ここに泥棒が狙いやすい住環境に関する旭化成ホームズと明治大学との共同調査報告があります。

戸建住宅における被害の割合

駅から徒歩15分以内 7割
幹線道路から徒歩5分以内 8割

敷地内における侵入経路の割合

前面道路の反対側 5割
前面道路から6m以上離れた窓 8割
1階からの侵入 9割
ガラス割りで侵入 7割

2〜3階建集合住宅の侵入の割合

1階窓 9割
道路から見えない窓 7割


狙われにくい住宅

では狙われにくい住宅の例をかんがえてみましょう。防犯の参考にして下さい



 隣地の樹木  お隣さんに理由を話し、少し枝を落としてもらえるように交渉してはどうでしょう
 トイの位置  道路の前面まで移動する
 隣地とのすきま空間  中が見えるような門扉を設ける。下には砂利を敷き詰める事により、足音がわかる工夫が出来ます
 植込み  中庭が見える程度に刈り込む
 バルコニー  中が見えやすい手摺に変える
 ガラス窓  手が入らないようなスリット型に変える
 ポスト  独立式に変える
 ポーチ  道路より高くして周囲から見えるように
 家のまわり  きれいにして死角を無くし、家に気を配っていることをみせる


 

空き巣対策

東京都杉並区は、狭い路地に家が密集する地域が多く、空き巣多発地域として知られていました。00年に1353件だった空き巣被害は、01年に1485件、02年には1711件まで増加したのです。

そこで05年に空き巣に入られた100世帯を対象に調査を実施した結果、玄関先や庭先に
を飾っている家の被害は2軒しかないことがわかりました。

その調査結果から区は、人通りの少ない路地裏の花壇や
玄関先に草花を植えてもらおうと、花の苗や種を地域住民に配布。すると、07年の被害は過去最少の385件までに減少。08年も387件、人通りがまばらだった路地裏にも人の姿が見られるようになりました。

これの基になる話しは、04年にNHK
「ご近所の底力」で放送していました。

プライバシー


色々な改善策を考えても、それで問題が解決するわけではありません。なぜなら防犯とプライバシー表裏一体ですから、住む人にとっての落ち付いた住宅との妥協点を探すのは、やはり貴方本人が決断するしかありませんから。

窓からの侵入

05年茨城県つくば市において1、戸建ての窓ガラスが割られる盗難被害がありました。しかしその窓はしっかりと防犯フィルムをはっていたのです。

実は使用していたのは175μm
でした。防犯用とすれば350μmが必要です。防犯部品の認定を受けるには、ガラスのフィルムの他、サッシにはロック機構付きのクレセント、はずれ止め、補助鍵などが必要になります。

今回の住宅は、それらは満たしていたものの、クレセントのロックと、補助鍵を忘れていたのです。そして本人はその機能さえ理解していなかったのです。又センサーライトもあったのですが、よりによって、
スイッチを切っていたのです。

確かに、防犯を極めると
使い勝手は悪くなるのも事実ですが、それが「安心」に繋がるのです。

警視庁・建物防犯係の人に言わせると、「侵入窃盗犯の約7割は、侵入までの手間が
5分間かかるとあきらめるという調査結果があります」とのこと。ちなみに補助鍵には、外から見える部分に警備会社の名前シールを付けたものが人気です。

ところが、
防犯建物部品の窓が侵入盗の被害に遭うケースは少なくないのです。防犯建物部品とは、クレセントロックと、補助錠などを取り付けた防犯合わせガラスの窓で、所定の試験方法のもとで侵入までに少なくとも5分以上を要するとされています。

日本防犯住宅協会の実験から携帯用バーナーを使った「焼き破り」という方法で窓を壊し、鍵を外す方法では、3分15秒で鍵を外す事ができました。


侵入被害を防ぐために、防犯合わせガラスを開口部に採用する住戸が増えていますが、
地震によって倒れた家屋の場合、或いはマンションなどでも、窓が開かなくなることは前例としてあります。

全国住宅省エネ防犯研究会がテストを行った結果、パイプいすで5分間たたき続けても割れないことがわかっています。
災害を考えた場合は、10秒程で割れる防犯フィルムを使うのがいいかもしれません。


バルコニーからの侵入

09年10月、千葉県松戸市のマンションで千葉大園芸学部の女子大生が殺害された事件がありました。松戸署捜査本部の調べから、被告は「入りやすそうに見えた」と供述していたのです。

彼女の部屋は道路に面した2階にあり、被告が1階のごみ置き場のコンクリート製の覆いに上り、マンションのベランダを伝って部屋に侵入したとみています。

そして捜査本部は
事前に周辺を物色したうえで荻野さんの部屋を狙ったとする見方を強めています。

10年2月、被告を強盗殺人と現住建造物等放火などの疑いで再逮捕しています。

ピッキング・バンピング

全国でのピッキングによる被害は02年の1万9121件をピークに06年まで減少しています。それまではディスクシリンダー錠が圧倒的に多く利用されていましたが、ピッキング犯罪が横行したのをきっかけに、国内メーカーはディスクシリンダー錠から、ピッキングに強いピンシリンダー錠に乗り換えました。ピンシリンダーには、片方に溝があるタイプと、穴が彫られているディンプルキーの2種類あります。

ところが05年オランダのテレビ報道番組において、バンピングによる
ピンシリンダー錠を破るショッキングな映像が写し出されたのです。それをきっかけに、米国でも検証番組が放映され、06年米国のカギの業界団体が、「社会的な大問題」との、バンピングの危険性を警告する声明を発表しました。

そしてインターネットの世界では、「You Tube」で子供がバンプキーを使って解錠する衝撃映像も流れているのです。しかも、バンプキーが
インターネットで購入出来るのが現実なのです。しかしこれらのキーは日本国内では使えないものとされています。

このバンピングは、欧米では70年以上前から、カギ師が使っていた手法らしく、海外では有名な解錠手口なのです。

警視庁の統計では06年度の東京都内、4階以上の中高層住宅ではピッキングの被害が昨年より2倍に、その他の住宅では昨年の4倍にまで増加しています。これはもう日本に
バンピングが上陸している可能性があるという意見もあります。

ディスクシリンダー錠はバンピング出来ませんが、ピッキングに弱い。今のピンシリンダー錠はある程度バンピングに有効性があるとされていますが、どうなのでしょうか。日本ロック工業会では、
PC錠が一番安全だと言います。

CP錠は昭和55年に制定した
「優良住宅開き扉錠等の型式認定制度」で、平成12年7月から「ピッキングに強いシリンダーを認定する制度」としてCP-C認定制度を 始めました。ただ、CP錠だからといって安心出来るのでしょうか。

10年7月、大阪府警は
「サムターン回し」という手口で「レオパレス21」のマンションばかりを狙って空き巣を繰り返したとして無職の男を窃盗容疑などで送検しました。府警は大阪、兵庫両府県内で 約3年半に300件大阪地検はうち8件を起訴。

容疑者は4年前、マンション自室で、同じ手口で被害に遭いそうになった経験から「自分にもできる」と考え、3か月に わたり
練習。逮捕時は15秒で鍵を開けられるようになっていたらしい。


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